【プロの本音:金融編Vol.20】大半の方は5年以内に購入した金融商品を売却してしまう

「プロの本音:金融編」シリーズでは、IFA(独立系金融アドバイザー)のみなさんに、IFAになったきっかけや想いなどをお聞きしています。

具体的な相談事例や、ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージもいただいていますので、ぜひご自身の資産運用や、ご相談の参考にしてみてください。

今西進之介さんがIFAになったきっかけ・想い

-- 本日はよろしくお願いします。まずは今西さんの自己紹介をお願いします。

 

ブロードマインド株式会社の今西進之介です。

新卒でブロードマインド株式会社に入社して、5年間は損害保険事業部で個人・法人の営業を経験しました。

その後、IFA事業部に異動となり、資産運用のアドバイザーとして個人のお客様と面談をしたりセミナー講師をしております。

ブロードマインド株式会社へ入社したきっかけは、学生の頃にお金のことで損をしたくないという気持ちが強く、仕事をしながら知識をつけていけるところに引かれ入社をしました。

損害保険事業部もやりがいはありましたが、お客様がお金のことで困らない人生になる手助けをしたい、という気持ちが強くなりIFAに転身することにしました。

 


-- IFAになったきっかけを教えてください。

 

自己紹介でも少し触れましたが、お金のことで損をしたくないという想いがあったので、資産運用を少額から少しずつやっていましたが、年を重ねるごとに同世代と資産状況が全然違うことに気が付きました。

周りは投資=ギャンブルと思っている方が多く、100%銀行預金にしている人が多い中で、ルールを守れば投資はギャンブルでも何でもない人間にとって必要不可欠な行為だということを世に広めていきたい、みんなが裕福になれば日本の経済は回復する。

そこに自分は携わっていきたいという気持ちが強くなり、IFAになることを決意しました。

 


-- IFAでなければ提供できない価値・サービスとは何でしょうか。

 

正しい情報を提供し実行支援、アフターフォローを行うことだと考えています。

資産運用をしている大半の方は、5年以内に購入した金融商品を売却してしまいます

証券会社のアドバイスだと、売買手数料目的で本来長期で保有したほうがいいものも売却してしまうことが起こり得ます。

ネット証券で一人で運用をしている人は、市場の大きな下落時に耐えることができずに売却をしてしまうことがあります。

資産運用をするには正しい情報を持ったアドバイザーが絶対に必要です。

それがIFAという存在だと私は考えております。

 


-- IFAとしてお客様と接する中で、嬉しかったことを教えてください。

 

お客様から『同業に転職した場合は連絡ください。今西さんにずっとアドバイザーとしてついてほしいです』と言われたことです。

転職する予定はないのですが、そういう言葉をお客様から頂くと本当にこの仕事をしてよかったと思います。

自分を必要としてくれている人が世の中にいるんだと思えると、つらいことが起きても頑張ろうという気持ちになります。

 

IFAとしての特徴・相談内容

-- IFA相談に向いている人、向いていない人はいるでしょうか。また、どういった相談内容、どういう方々からのご相談が多いでしょうか。

 

向いている、向いていないという判断は難しいですが、何かしら不安や疑問を感じている人は1度相談してみるべきかと思います。

その中で自分の運用方針がある方などは、引き続き自身で運用をやっていけばいいのかなと思います。

これから運用を始めたいという方や、今までやってきたがうまくいかないので一緒に資産運用をしていきたいという方が、相談者の中には多いかと思います。

また、多くの質問は、運用に興味があるがどうやっていいかわからないという方ですね。

相談者は幅広いですが、20代後半から60代の方が中心になります。

 


-- 他のIFAとの違い、特徴、強みを教えてください。

会社の制度として特徴的なのが固定給制度です。

この業界ですと、出来高制の会社が多い中で、ブロードマインド株式会社は固定給制度のため、安定的なお給料が約束されている反面、どれだけ成果を上げても毎月のお給料は決まっています。

そのため手数料に走ることなく、本当に良いものをお客様に届けることができます。

また、お客様のライフプランにあわせてご提案させて頂くため、まずは自分がどういう状況なのかということを把握してからすすめていくので、商品を販売するのではなく、その人の状況に応じて必要なものをあてはめていくというところが強みになっています。

 

ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージ

 

-- 人生100年時代に向けてのライフプランニングとはどのように行えば良いのでしょうか。

 

私が心掛けているのは、どんなことが起きても生活ができるような対策をとることです。

100歳まで生きた場合も金銭的に生活できるか、物価が上がった場合、年金額が減った場合、配偶者が亡くなってしまった場合、病気になった場合など、あらゆることが起きたことを想定して準備をしていくということです。

極端な話、どんなことが起きても大丈夫な方であれば何もしなくてもいいと思っています。

強いて言うなら相続税対策ぐらいでしょうか。

ただ、多数の方はそうはいかないと思いますので、その方それぞれのリスクを見える化してそれに備えていくということが必要だと考えます。

 


-- 資産運用の見直しを考えている方、資産運用で困っている方にメッセージをお願いします。

 

運用を自分1人で始めることを否定するわけではないですが、アドバイザーがいたほうがいいと私は思います。

例えばスポーツにはコーチ、勉強には学校の先生、体調に不安を感じた時は専門の病院でお医者さんに見てもらうのが一般的で、書籍やネットで調べて自分で全部やろうというのには限界があるのではないでしょうか。

運用も同じだと考えています。

我々IFAの役割は困ったとき、不安になったとき相談にのれるお医者さんの役割だと思っているので是非頼って頂ければと思います。

 


 

今回お話しを伺ったIFA(ブロードマインド株式会社)

今西 進之介
ブロードマインド株式会社

2012年4月より ブロードマインド株式会社にて勤務
2018年9月まで損害保険事業部で法人担当を勤める。
2018年10月より「独立系資産運用アドバイザー」として活動中

中立的な立場から、証券・保険・住宅ローンなど総合的な資産管理でお客様の状況にあわせて提案をおこなっています。

 


 

※本ページに記載されている内容は2021年2月16日時点のものです
※記載内容に誤りがある場合、ご意見がある方はこちらからお問い合わせください

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