【プロの本音:金融編Vol.30】IFAにセカンドオピニオンとして相談をするという選択

「プロの本音:金融編」シリーズでは、IFA(独立系金融アドバイザー)のみなさんに、IFAになったきっかけや想いなどをお聞きしています。

具体的な相談事例や、ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージもいただいていますので、ぜひご自身の資産運用や、ご相談の参考にしてみてください。

川村 哲之さんがIFAになったきっかけ・想い

-- 本日はよろしくお願いします。まずは川村さんの自己紹介をお願いします。

 

きわみアセットマネジメント株式会社の川村哲之(カワムラテツユキ)と申します。

大学院卒業後、銀行系証券が今後世の中に求められてくる証券会社であると思い、2014年4月にSMBC日興証券に入社し、8年間勤務しておりました。

その間、虎ノ門支店、神戸支店にて個人・法人双方の営業に従事しておりました。

具体的には、富裕層のお客様や未上場法人、これから運用を始める方など数多くのお客様の運用に携わらさせて頂きました。その後、2022年7月より現きわみアセットマネジメント株式会社に参画しております。

 


--次に、IFAになったきっかけを教えてください。

 

私は短期的ではなく長期的な目線でお客様との関係性を築いていきたいと思い、証券会社からIFAに転職いたしました。

 

-- そもそもIFAを知っていたのでしょうか。

 

知らなかったですね。前職の先輩からIFAという存在を教えてもらいました。

 

-- その上での決め手は何だったのでしょうか。

 

その中で、IFAになると決めた要因の1番は、お客さまと長期的な目線での関係を築けると思ったからです。

前職の証券会社勤務時代は3~5年での転勤があり、結果的にその期間での提案になってしまうことに葛藤がありました。

お客様自身の本当のニーズは一生涯の資産をどうしたいかであってそのニーズに応えられていないのではないかと感じていました。

IFAであればお客様と長期的な目線で相談しながら目標に向けて資産運用していけると感じました。

それに加え、IFAであれば時間や場所に囚われない働き方というのも、お客様のご期待に合わせやすい営業環境であることが魅力に感じました。

まだ3ヶ月ですが、お客様の目標やニーズをしっかりご相談し、お客様の生涯のパートナーになれるよう、金融のプロフェッショナルとして努めております。

 


アドバイザーの価値-- IFAでなければ提供できない価値・サービスとは何でしょうか。

 

最大の特長はお客様の人生の長期的な目線に寄り添えることであると思います。

お客様のニーズは、会社の営業方針に左右されたものではなく、それぞれの運用目的に合わせたものであり、IFAであれば特定の証券会社に属していないため、その目的に寄り添え、本来のニーズに応えられます

お客様とのやり取りに関してもメールやLINEは大手証券会社では審査が厳しく中々できませんし、セミナー等も簡単にはやりにくい環境ですが、IFAであれば可能であり、細やかなフォローができる点もお客様に支持されている点であると思います。

 


-- IFAとしてお客さまと接する中で、嬉しかったことを教えてください。

 

ずっと担当者として長期的な目線で相談できるのでうれしい」と言われたことです。

証券会社ですと転勤があるため担当者が変わるたびに相場観や提案内容が違うとご不満のお客様が多くいらっしゃいました。

そのような状況で生涯のパートナーとしてお客様と関係性を構築していけるのでお客様には喜んでいただいております。

私自身もお客様の目標に沿った形での提案を心掛けており、定期的な状況報告するなどお客様の不安を取り除けるよう努めております。

 

IFAとしての特徴・相談内容

取り組むメリット

-- IFA相談に向いている人、向いていない人はいるでしょうか。また、どういった相談内容、どういう方々からのご相談が多いでしょうか。

 

ご自身に運用方針が確立されており、利益がしっかり出ている方はIFAに相談しなくても良いと思います。

ただ、ご自身での運用にご不安がある方はIFAに相談すべきだと思います。

資産運用をこれからはじめられる方はもちろんのこと、すでに証券会社等で運用していらっしゃる方で運用がうまくいっていない方や保有資産にご不安がある方が、中立的な立場であるIFAをセカンドオピニオンとして相談していただくのも良いと思います。

 


-- 他のIFAとの違い、特徴、強みを教えてください。

 

私自身、証券会社に勤務していた時は会社の意向に沿った営業スタイルであり、自分自身が納得できていない点があったからこそ、IFAになりお客様のニーズに沿った提案を意識していきます。

結果として、お客様一人ひとりのニーズに合ったご提案ができております。

具体的には、お客様がお持ちの資産を今後どうしていきたいかを一緒に相談し、長期目線でゴールベースでの提案を心掛けております

また、私の得意分野は、米国の株式投資です。

前職時代から米国の株式に関してご提案しており、喜んでいただける提案ができると思っています。

これまでのご提案経験と知見を生かしてよりご満足いただけるように精進していきます。

他社のIFA法人会社と比較しても、弊社はきわみグループとして弁護士法人・税理士法人・社労士法人があり、資産運用以外のお客様のニーズにもワンストップで応えられる点は魅力だと思います。

 

ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージ

アドバイザー握手

-- 人生100年時代に向けてのライフプランニングとはどのように行えば良いのでしょうか。

 

まず老後2,000万円問題というのを聞いたことがあるかもしれませんが、年金だけでは足りない中で不足金をどうしていくかが問題となっております。

また、100歳まで生きていくことが当たり前の可能性が高まってきているので、更に資産運用の必要性は高まってきております。

その上で、人生100年時代を踏まえたライフプランニングに向けて一番重要だと思うことは、お客様が何のために運用するのかということです。

もちろん短期的な利益という方もいらっしゃると思いますが、私のお客様には今後のご自身の人生のためや残された家族のためという方が多いです。

そのような皆様には、ご自身はもちろん、しっかりご家族や身内の方と一緒に考え、資産運用の目的を整理していくことをおすすめしております。

 


-- 最後に、これから資産形成を始めようと考えている方へメッセージをお願いします。

 

投資に対して怖いというイメージを皆様お持ちだと思います。

それは日本株での運用自体にあまりご利益がでていないからだと思います。

それを表すように個人家計の資産構成比率では、アメリカでは家計の資産構成のうち株・出資金・投資信託・債券の比率が約55%であるのに、日本での比率は約15%となっております。

これは日本株よりも米国株のパフォーマンスのほうが圧倒的に良いからであると思います。

知らないから踏み込めていないという人もいるかと思いますが、そこをしっかりご説明し、一人おひとりのお客様の目標やニーズに沿ったご提案をさせていただきます。

 


 

今回お話しを伺ったIFA(きわみアセットマネジメント株式会社)

川村様

川村 哲之
きわみアセットマネジメント株式会社

大学院卒業後、大手証券会社に入社。富裕層のお客様や未上場法人、これから運用を始める方など延べ1,000人以上のお客様の運用のご相談に従事。社内コンクール入賞。その後、短期的ではなく長期的な目線でのお客様との関係性を築いていくことの必要性を感じ、2022年にきわみアセットマネジメント株式会社に入社。

川村様

 

※本ページに記載されている内容は2022年10月3日時点のものです
※記載内容に誤りがある場合、ご意見がある方はこちらからお問い合わせください

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