「プロの本音:金融編」シリーズでは、IFA(独立系金融アドバイザー)のみなさんに、IFAになったきっかけや想いなどをお聞きしています。
具体的な相談事例や、ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージもいただいていますので、ぜひご自身の資産運用や、ご相談の参考にしてみてください。
石井修一さんがIFAになったきっかけ・想い
-- 本日はよろしくお願いします。まずは石井さんの自己紹介をお願いします。
マインズプランニングの石井修一です。
新卒で地元のトヨタ自動車ディーラーにて営業経験を3年積みました。
その後、2000年に父親が一人で営む保険代理店を手伝い始め、2012年より代表となり現在に至ります。
当時は損害保険中心に営業活動をしていましたが、お客様の日常生活に密接に関わることが多く、よりお客様のもつ悩みや問題・課題を解決したい気持ちが強くなり、提案の幅を広げるため生命保険の取り扱いも増やしつつ、学びを深めていきました。
-- IFAになったきっかけを教えてください。
生命保険を提案していく中で、超低金利時代が続くこの時代に積立型の終身保険だけでは真にお客様の問題解決には繋がらないと感じていました。
そのような中、自分自身でも子供の教育資金の準備を意識し始めた時に、貯金だけでは絶対足りないということに気付きました。
その当時は私自身投資というものに触れたことがなく、お金を持っている人がやるもの、お金に余裕がある人の遊び、としか認識していませんでした。そのタイミングである証券会社出身のIFAの方の話を聞く機会がありました。
聞いた瞬間、自分自身の使命のようなものを感じました。
今まで知識がないばかりに遠ざけていたものが、実は難しくなくそれこそ自分のような悩みや課題を持っている人こそ資産形成しなければならない。
それを知らない人に伝えよう、そして、少しでも経済的に豊かな生活を得てもらいたいという想いでIFAになりました。
-- IFAでなければ提供できない価値・サービスとは何でしょうか。
IFAとは、独立した資産形成のアドバイザーです。
その名の通り証券会社の取り扱う商品をお客様へ提案しますが、証券会社や銀行のような特定の組織に属しているわけではないので、真のお客様のための活動を行っています。
「真のお客様のための活動」に向けて、お客様にはそれぞれ生活環境や経済状況、求める生活レベルや老後生活が違ってきます。そのお客様の要望に対応することができます。
また、お客様が気づいていない課題や問題点を見つけてあげること、その問題点を解決する方法をしっかりと提案することが「真のお客様のための活動」であると確信しております。
これを実現できるのがIFAという仕事です。
-- IFAとしてお客様と接する中で、嬉しかったことを教えてください。
私のお客さまは、今まで投資というものに触れたことがない方がほとんどです。
金融リテラシーという言葉も知らない方に、資産形成の基本から伝えていくことは本当に地道で、どれだけ分かりやすく伝えられるかということも課題でした。
そのような中、お客さまから「今まで全く理解できなかったことが、話を聞いてすごく分かりやすく説明してくれてよかったです」「知らないことは損だというのがよくわかりました。これでゴールではないけど、将来の不安が少し緩和されました」
などの、言葉をかけていただくことが何よりも嬉しかったです。
これからもお客さまの「ありがとう」を積み重ね、私自身も学びを深め、最後にもありがとうといってもらえる結果を提供できるよう邁進していきます。
IFAとしての特徴・相談内容
-- IFA相談に向いている人、向いていない人はいるでしょうか。また、どういった相談内容、どういう方々からのご相談が多いでしょうか。
今の時代、情報はネット上にいくらでも転がっています。
自身でその情報から行動し、自己責任で投資に向かえるなら、わざわざ相談しなくても大丈夫だと思ってます。
ただ、そのような人はほんの一部の人間だけです。
投資や資産運用について何も知らない、そもそもそんなものギャンブルだ!というイメージを持ってる方は一度相談に来て欲しいです。
私に相談に来る方は、まったくの初心者が大多数を占めます。
将来がなんとなく不安だけど何をしていいか分からない、貯金したいけど中々できない、などのお悩みが多く、ある程度投資経験のある方は一緒に考えましょう、というスタンスの方が多いですね。
なので、お客様の層は20代~40代が中心となっております。貯金ゼロから始める方でも親身に対応しますので、お気軽に相談ください。
-- 他のIFAとの違い、特徴、強みを教えてください。
投資や資産運用をするにあたって、当然単なる金儲けとかギャンブルとは違うので、目的や目標が必要になります。
そのためにお客さまの生活環境やライフプラン、求める生活レベルやリスク許容度など、ひとりひとりの価値観にフォーカスして提案しています。そのためにしっかりとお客さまと話をすることに重点を置いています。
また、資産形成する上では始めることがゴールでなく、スタートになります。むしろ始めてからの方が重要であり、定期的な情報提供や、定期的なメンテナンスなど常に寄り添った立場でお客さまの資産形成をサポートしてまいります。
日常生活に密接した損害保険から生命保険、次世代への資産の承継まで幅広くサポートできるところも私達がお客様へ提供できる価値となります。
ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージ
-- 人生100年時代に向けてのライフプランニングとはどのように行えば良いのでしょうか。
旅行に行くときに、地図も持たずガイドブックも持たず、荷物の準備もせずに行くことはありますか?
おそらくほぼ100%の方がNOと答えるでしょう。
人生も同じように道標は必要となります。
何があるか分からないのが旅行の醍醐味だ、という考えもありますが人生はそういうわけにはいかないですよね。
そのため、まずは現状を把握することです。今現在の収支管理は適切に行われてるか?無駄な支出はないか?今を把握することで、何が足りないか、何をすればいいかが見えてきます。
これからの日本は人生100年時代、長生きもリスクと言われ、社会的にも経済的にも不確定要素は益々増えていきます。年金2000万円問題が発信された時もほとんどの人が何も出来ずにいました。
ライフプランニングを通じて、自分の問題と自分の責任ということを感じていただき、自ら学ぶ姿勢を持つということが大切です。
今の生活を最適化して、将来に向けた備えとなるガイドブックを少しづつ完成させていくことが、豊かな生活実現のロードマップとなります。
-- 資産運用の見直しを考えている方、資産運用で困っている方にメッセージをお願いします。
日本は金融教育がなく、リテラシーが低いと言われてますが、そもそも親の世代はリテラシーがなくても資産を作れる時代だったので仕方のないことです。
将来に向けて少しでも不安や悩みがあるなら、まずはアドバイザーに相談してください。
資産形成は始めることが目的ではありません。始めることが学びのきっかけになってくれたらと考えてます。
一人で学ぶのではなく、アドバイザーがいつも側にいてくれるコンシェルジュのような存在と思っていただけると幸いです。
ちょっとした疑問やちょっと聞きたいなどに気軽に対応できる、人生100年時代に寄り添う最良のアドバイザーとして私はあり続けます。
今回お話しを伺ったIFA(有限会社マインズプランニング)