終活とは?自分自身、もしくはご家族が困らないための終活のすすめ

人生をHAPPYにプロデュース!あなただけのマネープランを届ける、ファイナンシャルアドバイザーの戸松優子です。

2019年時点の日本人の平均寿命は、女性が87.45歳、男性が81.41歳で、いずれも過去最高を更新しました(厚生労働省「2019年簡易生命表の概況」より)。

女性が7年連続、男性が8年連続の更新とのことなので、今後も益々寿命は延びていくと思われる中、高齢期の人生を豊かにするためにも備えは益々必要になってきます

その備えの1つが「終活」ですが、皆さん、「終活」って聞いたことがありますか?

言葉自体は、1度は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

「終活」という言葉は、41歳で亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄さんが、生前から自分の通夜や葬儀・告別式、墓の準備を万全に進めていたことが話題になり、2012年の流行語大賞にノミネートされて以降、広く知られるようになりました。

生命保険もそうですが、「終活」も万が一の時の備え

今回は、「終活」について、考えてみましょう♪

1. 終活とは

終活・相続終活とは、人生の最期をしっかり見つめ、よりよく自分らしく生きるための活動です。

簡単に言うと、自分の理想的な人生の終わりを迎えるために、いろいろ考え、行動すること。

終活は死への準備ととらえずに、これまでの自分と、これからの自分を考える活動として前向きに取り組んでいきましょう♪

例えば、「これまでの人生を振り返る」「残される家族のことを考える」「友人や今までお世話になった人たちへの思いを書き留める」「やり残したことを書き出す」などを行うことで、残りの時間ですること・しないことの整理につながります。

 

終活のメリット

1. 家族の負担が減る

自分の思いを形にしておくことで、家族の経済的、肉体的、精神的な負担を減らせます。

2. 残りの老後生活が前向きになる

やり残したことや悔いが残らないように残りの人生を過ごそうとする方が、残りの時間を前向きに過ごせます。

3.  遺産相続のトラブルを減らせる

家族と相談し、遺言書を作成しておくなどを通して「誰がどれだけ受け取れるか」を明確にすることで、金銭が関わる遺産相続のトラブルを減らせます。

 

2. 終活①自分のエンディングノートを作る

自分が考えていることを家族に伝えるためにも、エンディングノートに残すことをオススメします。

例えば、

・自分の介護や病気になった時にどうして欲しいか
・仮に延命治療の選択を迫られたらどうするか
・お葬式はどうしてほしいか
など、自分がどうしたいのかを考えましょう。

 

3. 終活②財産を把握・整理する

相続財産とは何でしょうか。

財産と聞くと、現金を思い浮かべるかもしれませんが、現金だけではありません。

貯蓄は預貯金や有価証券がありますし、生命保険や不動産も財産です。

自分の財産を把握するために、

・自分の財産はどれだけあるか
・持っている財産はどのような性質を持っているのか
・持っているそれぞれの財産は誰が引き継ぐのか
・相続する財産に税金はかかるのか

など、残された家族が困らないためにも、把握して整理しましょう。

財産の分け方で家族が揉めることを気にされるのであれば、遺言書の作成も合わせて考えましょう。

 

4. 終活③ライフプラン作成

いろいろやらなくてはいけないのではないかと思われるかと思いますが、最も大事なことはこれからの人生をいかに楽しく有意義に生きるかです。

・自分のこれからの人生や夢を達成するために必要な資金はどのくらいか
・家族にどのくらいの財産を残すのか

つまり、ライフプラン作成は「お金の不安を解消すること」です。

お金の不安が解消できれば、これからの生活により一層、充実した時間と力(ハリと力)を与えてくれることになるのではと思います!

 

5. まとめ

終活のタイミングは人それぞれです。

定年退職や還暦など、人生の節目で取り組む方が多いようですが、思い立った時、元気なうちに取り組むことが大切です。

そして、「終活」を行う上でライフプランは必要不可欠!

渡すお金と使うお金をきちんと把握するために、自分のライフプランを作成しませんか?

『相続』が『争続』にならないよう、まずはお気軽に私たちファイナンシャルアドバイザーにご相談ください。

この夏、終活に動き出してみませんか♪

※本ページに記載されている内容は2021年8月20日時点のものです
※記載内容に誤りがある場合、ご意見がある方はこちらからお問い合わせください

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