【プロの本音:金融編Vol.4】「資産運用」という選択肢でお客様の人生に「豊かさ」を添える

「プロの本音:金融編」シリーズでは、IFA(独立系金融アドバイザー)のみなさんに、IFAになったきっかけや想いなどをお聞きしています。

具体的な相談事例や、ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージもいただいていますので、ぜひご自身の資産運用や、ご相談の参考にしてみてください。

牧元拓也さんがIFAになったきっかけ・想い

-- 本日はよろしくお願いします。まずは牧元さんの自己紹介をお願いします。

 

株式会社バリューアドバイザーズの牧元拓也です。

大学を卒業後の2016年に東証一部上場の証券会社に入社し、福岡支店と松阪支店でリテール営業を経験しました。

証券だけでなく、保険や相続など、お客さま一人ひとりのライフプランに合わせた資産運用のコンサルティングを実現するために株式会社バリューアドバイザーズに転身しました。

現在では、ゴールベース・アプローチによるお客さま一人ひとりに合わせたコンサルティングを行っています。


-- IFAになったきっかけを教えてください。

 

大きく2つあります。1つは「転勤」、もう1つは「知識の幅」です。

私はお客様になっていただいて、3日後に転勤が決まった経験があります。

何度も通ってお客様のことを知り、自分のことをお客様に知っていただき、そして運用していただけます。

お客様からすると自分のこと、お金のこと、家族のこと、たくさん話してきた信頼できる担当者が急に転勤となり、話したこともない新しい担当者が現れるわけです。

荒っぽい表現かもしれませんが、初対面の人に多額のお金を預けるようなものだと感じました。

もちろん転勤があると分かって入社しましたが、お客様の立場になると長期的なサポートが理想的だとの思いが強くなりました。

 

当時の私は「自分の提案ひとつでお客様の人生を豊かにできる」という思いで働いていました。

あるお客様のご主人が亡くなり、保険や相続について相談された際に何一つ答えれない自分に気づきました。

「このままではだめだ。自分がもっと知識を持たなければ本当の意味でお客様を豊かにすることはできない。」と自分の無力さを痛感しました。

このような経験から転勤もなく、保険や相続の知識も習得しお客様のライフプランに沿ったコンサルティングをするためにIFAへの転身を決意しました。


-- IFAでなければ提供できない価値・サービスとは何でしょうか。

 

IFAは特定の金融機関に所属していないので、お客様にとって必要のないもの(会社の方針で販売したいもの)は提案せず、中立的なご提案ができます。

また、転勤がないので長期的なサポートができるのも大きな価値だと思います。

・60歳になったら仕事をやめて毎年夫婦で海外旅行に行きたい

・子供の教育資金を確保するために少しでも増やしたい

・親から相続した金融資産を大切に運用したい

私たちIFAは、お客様が何のために運用する必要があるのかいつまでにいくらのお金が必要なのかをしっかり聞くことが重要だと考えています。

そうでないと、どの程度の資金をどのくらいの期間運用するべきなのか分からないまま運用することになります。

ゴールに向かう手段として「資産運用」という選択肢をご用意し、お客様の人生に「豊かさ」を添える、それがIFAの使命だと考えています。


-- IFAとしてお客様と接する中で、嬉しかったことを教えてください。

 

ご家族やご友人をご紹介いただけるようになったことです。

長期的に担当してもらえるのでありがたいです。」と感謝の声をいただくことが多くなりました。

証券会社ですと、3~4年で転勤になることが多いので担当者からの提案も短期的なものになりますし、担当者自身が転勤となります。

それに対して、私たちは転勤がないので長期運用をご提案しておりますし、長期的なサポートができますので相続や贈与など次世代への承継のサポートも行っています。

信頼がなければご紹介いただくことはないので大変うれしく思います。

やりがいのある仕事だと日々感じています。

 

IFAとしての特徴・相談内容

 

-- IFA相談に向いている人、向いていない人はいるでしょうか。また、どういった相談内容、どういう方々からのご相談が多いでしょうか。

 

ご自身の知識が豊富で自分の考えで運用したい方は「向いていない人」になるのかもしれません。

基本的に、IFAを活用するのは時間の有効利用だと考えています。

ご自身で勉強すればうまく運用していけるかもしれませんが、勉強時間や相場を見ている時間は有限です。

過ぎた時間が戻ることはありません。

私たちIFAに運用の大枠を任せていただくことで、その時間をご自身の仕事や家族との時間に使っていただき、より良い人生になるお手伝いができればと考えています。

相談内容としては、漠然とした老後不安を持っている方や、親からの相続資金の活用方法を知りたいなど多岐にわたります。

世代も30代~60代と様々なお客様がいます。

金融資産は1000万円~数億円、運用額は1000万円~3000万円が平均です。

最初から運用額などは考えず、気軽にご相談いただければと思います。


-- 他のIFAとの違い、特徴、強みを教えてください。

 

弊社は「価値のある金融コンサルティングの追求」という経営理念のもと、全員が証券会社出身のメンバーです。

運用の知識はもちろんのこと、証券会社で得た経験から長期的にお客様のお役に立ちたいとの思いを持っています。

お客様の運用目的・目標から逆算して運用方法を考えていきます。

担当者の考えで提案するのではなく、社員全員でお客様の現状と課題について確認し、改善案について話し合い、最終的な改善案をご提案します。

ご提案のベースには「お客様の資産を自分や自分の家族の資産のように考えてアドバイスする」という考えがあり、商品ありきの提案は行いません

大きな強みは贈与や相続など次世代への承継のサポートができる点です。

複数の証券会社や銀行で取引されている方は少なくありません。

仮に相続となると相続人の手続き負担も大きくなります。

そうなる前の事前対策などのサポートを士業の方と連携しながら行っています。

 

ライフプラン・資産運用にお悩みの方へのメッセージ

 

-- 人生100年時代に向けてのライフプランニングとはどのように行えば良いのでしょうか。

 

ライフプランニングの前に「どんな人生を歩みたいか」を考えていただきたいです。

一度きりの人生をどう生きたいか、それをライフプランニングで現実的にしていくイメージが良いと思います。

難しく考える必要はありません。

例えば、「家族を大切にする人生」であるなら、「家族との時間を確保するために60歳でリタイアしたい」「子供たちの選択肢を増やしてあげたい」などの想いが出てくると思います。

それであれば「60歳までに○○万円が必要なのか」「子供が留学に行くとしたら○年後までに○○万円あった方がいいな」、など具体的にいつまでにいくら必要なのかがイメージできます。

そのうえで、病気やケガなどの不測の事態に対応できる備えをしておくことも重要です。

人生100年時代は、年金や国の補助に頼るのではなく自助努力での資産形成が必須です。

100歳まで生きることをマイナスに捉えるのではなく、自分の人生を楽しむ時間が長い、と前向きに捉えてライフプランニングすることも大切です。


-- 資産運用の見直しを考えている方、資産運用で困っている方にメッセージをお願いします。

 

ゴールベース運用は、お客さまの夢や目標(ゴール)を明らかにし、それを叶えるために資産を管理していく方法です。

資産運用の目的が老後資金なのか教育資金なのか、そのためにはいくらの金額を用意し、どのくらいの期間運用する必要があるのかを一緒に考えます。

私たちは商品販売のプロではありません。

お客さまのライフプランに合わせた資産運用のプロとして、価値をお届けします。

お客さま一人ひとりに合った運用方法が必ずあります。

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

 


 

今回お話しを伺ったIFA(株式会社バリューアドバイザーズ)

牧元 拓也
株式会社バリューアドバイザーズ

大阪経済大学経済学部を卒業後、東証1部証券会社に入社。福岡県、三重県で金融商品を中心とした資産運用コンサルティング業務に従事する。入社3年で業績優秀者表彰などの社内表彰を5度獲得。

証券のみならず保険や相続など、お客さま一人ひとりのライフプランに合わせた資産運用のコンサルティングを実現するために株式会社バリューアドバイザーズに入社。ゴールベース・アプローチによるお客さま一人ひとりに合わせた運用アドバイスを行っている。

 


 

※本ページに記載されている内容は2021年1月21日時点のものです
※記載内容に誤りがある場合、ご意見がある方はこちらからお問い合わせください

アドバイザーを探す

この記事の執筆者

SNSでシェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Pocket