投資信託にはどんな種類がある?保有割合は株式が多くETFも増加中

投資信託は、少ない金額で分散投資ができる商品です。

そのため、株式投資と並んで資産運用に使われることが多いです。

また、投資信託は投資対象の違いによって、いくつかの分類があります。

この記事では、投資信託の種類と保有割合を見ていきます。

1. 投資信託の保有率

はじめに、どのくらいの人が投資信託を保有しているのかを見てみます。

全体で見ると、投資信託を保有している人は9.2%になっています。

一方で、対象を何らかの投資をしている人に絞ると、53.8%と半数以上の人が保有しています。

日本証券業協会「平成30年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)」、日本証券業協会「個人投資家の証券投資に関する意識調査について 2019年」を元にRoute100編集部作成

投資をしている人の中では、一般的に取り扱われている商品だと言えそうです。

2. 投資信託の種類

では、投資信託にはどのような種類があるのでしょうか?

そもそも投資信託は、多くの人からお金を集めて、そのお金を運用することで資産を増やし、その資産を配分する金融商品です。

個別投資と投資信託の違い

個人で投資を行う場合、運用できる資金が限られているため、いくつかの商品しか購入することができません。

しかし、投資信託は大きな金額を運用するため、個人が購入する金額は少なくても分散投資の効果を得ることができます。

少額から分散投資ができる点が、多くの投資家にとってメリットがあると言えます。

そして、投資信託は商品によって投資対象の資産が決められていて、投資対象によって商品の特徴が異なります。

投資対象 主な特徴
株式 投資といったときに多くの人がイメージする、企業への株式投資を行う投資信託です。投資対象の国や市場(東証一部、マザーズなど)によって、リスクとリターンが変わってきます。
債券 国や企業が発行する公社債へ投資する投資信託です。債券は満期まで保有することで、確実に元金と利子を得ることができる安定性の高い商品。ただし、世界的な金利低下を受けて、収益性は低い傾向にあります。
不動産 オフィスビルや商業施設、ホテルなどへの投資を行う投資信託です。不動産所有による賃貸収入や売却益によって運用を行います。分配金が比較的高い傾向にあります。
コモディティ 金や原油、穀物などのコモディティ商品への投資を行う投資信託です。株式などと連動しない傾向があるため、そのような商品と合わせて保有することで保有する資産全体のリスクを下げることができます。

投資は商品の特性を理解して行う必要があります。

そのため、想定リターンの大きさや手数料率の数字だけでなく、どのような商品特性があって、自分に合った商品であるかを検討する必要があります。

また、興味がある分野であれば楽しく調べることもできると思いますので、自分の興味を軸に考えてみても良いと思います。

投資信託について詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

お金を育てる 投資信託・初心者にもおすすめ!失敗の少ない資産運用

3. 保有している投資信託の割合

それでは、実際にどの投資信託がよく保有されているのかを見てみましょう。

投資信託の種類 割合
国内株式の投資信託 57%
外国株式の投資信託 38%
国内公社債の投資信託 25%
外国公社債の投資信託 24%
国内不動産の投資信託(J-REIT) 18%
ETF(上場投資信託) 16%
海外不動産の投資信託 8%

日本証券業協会「個人投資家の証券投資に関する意識調査について」を元に、Route100編集部作成

株式を投資対象にした投資信託は、国内を中心に外国株式も人気があることが分かります。

また、ETFは上場投資信託と言って、言葉の通り証券取引所に上場している投資信託のことです。

株のようにネット証券でリアルタイムに売買を行うことができる点と、一般に通常の投資信託より信託報酬手数料が低いことから、利用が伸びています。

ETFは上場投資信託の総称なので、他の投資信託と同じように、何を投資対象にするかはETFの商品によって異なります。

ETFについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ETFとは?株と投資信託との違いと、メリット・デメリットを解説

また、投資は自分に合った商品を選ぶことが重要ですので、周りの人が持っているからといった理由ではなく、商品特性を理解するよう心掛けましょう。

まとめ

投資信託は、少額から始められて分散投資の効果もある、資産運用の基本となる商品とも言えます。

ただし、日本で売られている投資信託は5,800本を超える数があります。

「投資信託を始めたいけど自分に合った商品が分からない」「投資信託で運用しているけど、この商品が本当に良いのか不安」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、実際に投資信託を購入するかどうかはアドバイスを聞いた上で判断しても良いと思います。

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※この記事は、一般的な投資信託の特性を説明することを目的としています。
※投資信託の活用を含め、投資の実行を推奨するものではありません。
※実際の投資にはリスクを伴い、思わぬ損害を被る場合もあります。個別商品のリスクや手数料については、ご自身でご確認ください。


 

会社員の年金は、企業型DCとiDeCoの併用でつくる!

条件はありますが、会社員は企業型DCに加え、iDeCoを併用して年金を運用可能です。

日本は皆年金制度としての国民年金があり、会社員の場合はその上に2階部分として厚生年金があります。

さらに、3階部分になるのが企業型DCとiDeCoによる私的年金です。

会社員は1階から3階までを積み上げることができるため、年金による資産形成の面では有利な環境にあると言えます。

この記事では、その環境をうまく活用するためのポイントを見ていきます。

1. 公的年金だけでは足りない?

そもそも、国民年金と厚生年金があるのに、さらに私的年金までやる必要があるの?

と思っている方もいると思います。

記憶にある方も多いと思いますが、2019年に金融庁のワーキング・グループからのレポートをきかっけに、老後資金2,000万円問題が大きく取り上げられました。

この2,000万円という数字は、当時の一般的な高齢夫婦世帯の平均収入と支出、および平均寿命を元に算出した、平均で必要になるであろうとされた金額です。

そのため、次のような個別環境によって大きく事情は変わってくると思われますが、重要なポイントは平均で年金とは別に2,000万円が必要だと提言されている点です。

  • 都心に住んでいるか、地方に住んでいるか(物価などの生活費の違い)
  • 賃貸か持ち家か
  • 定年後も仕事を続けるか(年金以外の収入があるか)
  • 旅行や趣味にどの程度お金を使うか

こういった点を踏まえると、公的年金だけで生活できる人もいれば、老後資金2,000万円でも全然足りない人もいることが想像できます。

仮に60歳で定年退職した場合、実際には男女差がありますが平均寿命85歳とすると、定年後の人生が25年あることになります。

年金プラス毎月5万円が必要だとすると、年間60万円、25年だと1,500万円になります。

2,000万円はとても大きな金額ですが、このように計算すると毎月の支出が少しオーバーするだけで、すぐに必要になる金額でもあります。

年金制度や老後資金について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

年金制度と年金手帳 年金制度は破綻しない?年金の種類と個人の備えを考える!
必要な老後資金はいくら?人生設計で考える自分の人生100年!

2. 企業型DCとは

では、企業型DCとはどういった制度でしょうか。

企業型DCは「企業型の確定拠出年金」のことで、拠出、つまり年金として持ち出す金額が決まっている年金制度です。

企業や自身が年金への拠出を行い、加入者自身が運用を行って、自分で年金を作っていく制度です。

相対する年金制度に「確定給付年金」がありますが、1990年以降の日本の景気低迷を背景に、運用によって給付金を約束することが難しくなってきたため、現在は確定拠出年金制度が一般的になってきています。

 

また、企業型DCに加入していると、個人型DCであるiDeCoには加入できないと思っている人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

条件はありますが、企業型DCとiDeCoは併用可能です。

ただし、この記事を書いている2021年時点では、実質併用は難しい状態になっています。

その理由は、企業型DC加入者がiDeCoに加入するには、企業ごとに定める規約に「同時加入を認める条文」が必要だからです。

しかし、2022年10月以降に予定されている制度変更で、この条件は必要なくなります。

そのため、企業型DCとiDeCoの併用は拡大していくと考えられます。

また、勤めている企業が併用に対応していないけど、早くiDeCoの併用を始めたいという方は、会社に掛け合ってみても良いでしょう。

企業型DCとiDeCoの違いは、こちらの記事で紹介しています。

年金手帳を調べる 確定拠出年金とは?企業型DCと個人型のiDeCoの違い

また、iDeCoと今後の制度変更については、こちらの記事で詳しく解説しています。

iDeCoで老後資金を運用 私的年金制度のiDeCoを使って、自分らしく豊かな老後の生活を!

3. 企業型DCの加入者が増加中

実際に、企業型DCを導入している事業所の数と加入者数を見てみると、どちらも着実に増えていることが分かります。

企業型DCの導入事業所数2020※iDeCo公式サイト「確定拠出年金統計資料(2020年3月末)」を元に、Route100編集部制作

2017年以降、導入企業数は毎年3,000件ほどのペースで増えています。

加入者数も同様に増加しています。

企業型DCの加入者数推移2020※iDeCo公式サイト「確定拠出年金統計資料(2020年3月末)」を元に、Route100編集部制作

企業型DCへの加入者数が増えている一方、資産運用の面では少し課題があるかもしれません。

4. 企業型DCでの資産運用の課題

企業型DCで運用されている資産額の割合を見ると、次のような内訳になっています。

運用商品 割合
預貯金 36%
保険 16%
投資信託・金銭信託など 48%

※iDeCo公式サイト「確定拠出年金統計資料(2020年3月末)」を元に、Route100編集部制作

つまり、実際に年金として資産運用されている資産は全体の50%ほどです。

もちろん、資産運用の方針は人それぞれですので、間違っているとは言えません。

ただし、日本は長らく超低金利の状態が続いています。

例えば、ゆうちょ銀行の通常貯金の金利は0.001%です(2021年5月24日時点)

1,000万円を預金したときに得られる金利は、年間でわずか100円です。

これでは、とても資産形成を行うことはできません。

企業型DCやiDeCoに加入した上で、自分にあった商品選択を行なっていく必要があると考えられます。

計画して貯蓄を 平均の貯金額はいくら?人生100年時代の資産形成・投資術
投資の基本!投機とは違う、失敗しないための資産形成術

まとめ

会社員は企業型DCとiDeCoを併用することで、有利に年金資産を作っていくことができます。

その有利な環境をうまく活かすには、自分にあった適切な商品選択が重要です。

「企業型DCとiDeCoで年金の運用を行いたい」「商品選択のアドバイスが欲しい」「資産運用を基本から教えて欲しい」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、実際に投資を行うかどうかはアドバイスを聞いた上で判断するのが良いと思います。

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※この記事は、一般的な制度の特性を説明することを目的としています。
※iDeCoの活用を含め、投資の実行を推奨するものではありません。
※実際の投資にはリスクを伴い、思わぬ損害を被る場合もあります。個別商品のリスクや手数料については、ご自身でご確認ください。


 

 

確定拠出年金とは?企業型DCと個人型のiDeCoの違い

確定拠出年金は、私的年金制度のことです。

日本には公的年金として、ベースとなる国民年金に加えて、会社員が加入する厚生年金と、公務員が加入する共済年金があります。

これらの年金制度を家に見立てて、よく次のように表現されます。

1階部分:全員が対象となる国民年金
2階部分:会社員や公務員が対象となる厚生年金・共済年金
3階部分:個人が加入する私的年金制度

この記事では、3階部分の確定拠出年金について確認していきます。

1. 確定拠出年金とは

確定拠出年金は、それまでの企業年金が抱えていた問題を解決するために、2001年の10月に制度が開始しました。

そもそも確定拠出年金という言葉が、すっと頭に入ってこないと思いますが、まず辞書によると「拠出」とは次の意味になっています。

特定の目的に用いるため金銭を出し合うこと

実用日本語表現辞典より一部抜粋

言い換えると、確定拠出年金とは「掛け金が確定している年金制度」のことで、同時に受け取ることができる金額は確定していないことを意味しています。

かつては、確定給付企業年金が中心でしたが、日本の経済環境が変化したことで、運用によって給付金を用意することができず、企業が補填するといった問題が生じたことを受け、確定拠出年金がスタートしました。

確定拠出年金には、企業型と個人型があります。

一般的に、企業型は企業型DC、個人型はiDeCoという名称で呼ばれています。

では、2つの制度の違いは何でしょうか?

最も大きな違いは、企業が制度を適用しているかどうかです。

比較項目 企業型DC 個人型DC(iDeCo)
加入条件 制度を導入している企業に所属 60歳未満の人は広く加入可能
※農業者年金加入者は対象外
※国民年金の保険料免除の人は対象外
※企業型DC加入の場合は条件あり
掛け金の負担 基本は企業+加入者 加入者
拠出の仕方 企業が給与から天引き 口座振替など
運用する人 加入者
運用する金融機関 企業が選択 加入者が選択
運用する商品 企業が選択した商品の中から、自身で選択 加入者が選択
口座管理料 企業(個人負担の場合もあり) 自身

企業型DCは、そもそも所属している企業が制度を導入していないと、加入することができません。

ただし、掛け金や口座管理料が企業負担となるため、メリットが大きいと言えます。

導入していない企業に所属している人は、会社に相談してみましょう。

また、個人型DCであるiDeCoは、多くの人が加入できることと、年金を運用する金融機関・金融商品を加入者自身で選択できることです。

iDeCoには厚生年金がない、自営業者やフリーランス、または専業主婦・夫も加入することができます。

さらに、企業型DCに加入している人も条件によっては加入することができます。

そのため、iDeCoは多くの人にとってメリットのある年金制度だと言えます。

また、「そもそも国民年金や厚生年金だけでは足りないの?」「いくら用意する必要があるの?」といった疑問をお持ちの方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

年金制度と年金手帳 年金制度は破綻しない?年金の種類と個人の備えを考える!
必要な老後資金はいくら?人生設計で考える自分の人生100年!

2. 個人型DC・iDeCo共通のメリット

では、個人型DCとiDeCoには、どのようなメリットがあるでしょうか?

年金ではなく、自分で証券会社やNISA口座で投資を行うことと何が違うのでしょうか?

個人型DC・iDeCoに共通するメリットは、税金面での優遇と資産運用の期間の2つです。

1)税金面での優遇

税金面では3つの優遇を受けることができます。

この点が、通常の証券口座で資産運用することと比べたときのメリットです。

① 掛け金が所得控除される

例えば、生命保険などに加入している場合、保険料を所得から控除することができます。

所得控除とは、所得税の計算対象から除外できることです。

税金の計算対象となる所得を減らすことができるため、税金を抑えることができます

② 運用益が課税されない

通常、投資によって得られた利益には約20%の税金がかかります。

この税金が、iDeCo口座では免除されます。

そのため、効率的に運用を行うことができます。

③ 受け取り時に控除される

最後に、iDeCoを退職金または年金として受け取る際にも、控除を受けることができます。

つまり、年金のためにお金を出すときから受け取るまで、ずっと税金の優遇を受けながら投資を行うことができます。

 

また、このうち②運用益への課税は、NISAでも同じ恩恵を受けることができます。

ただし、①掛け金の所得控除、③受け取り時の控除はiDeCo特有のメリットですので、その点も考慮して運用方法を検討しましょう。

2)長期運用が可能

NISAは、一定金額の投資で得られた利益に税金が掛からない制度です。

しかし、運用期間を考えると、NISAは最長5年間、つみたてNISAは最長20年間という制限があります。(※ここではロールオーバー期間は含みません)

一方でiDeCoは年金ですので、受け取り開始年齢を60歳〜70歳の範囲で選択することができます。(2022年4月からは75歳まで延長)

さらに、最長で20年間に分割して年金を受け取りながら、継続的に運用を行うこともできます。

そのため、最長で90歳まで、2020年4月以降は95歳まで年金の運用を行うことができます。

iDeCoへの拠出を何歳から始めるかによって変わってきますが、全体として長期運用が可能であることが分かります。

もちろん、通常の証券口座には期間・年齢の制限はありませんので、単純な期間比較では有利とは言えませんが、税制優遇と掛け合わせて考えるとiDeCoの有用性が分かります。

 

ただし、確定拠出年金は年金制度ですので、原則60歳になるまで引き出すことができません。

この点には注意が必要です。

 

iDeCoについて、より詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

iDeCoで老後資金を運用 私的年金制度のiDeCoを使って、自分らしく豊かな老後の生活を!

まとめ

企業型DC、iDeCoはいずれにせよ、多くの人にとってメリットがあり、活用を検討するべき年金制度だと言えます。

ただし、年金制度であるため、60歳になるまで引き出すことができませんので、生活費はもちろん、住宅資金や教育資金など使う予定のあるお金は拠出しないようにしましょう。

また、実際に確定拠出年金を使用する場合は、投資対象の商品を選択する必要があります。

そのため、「iDeCoで年金の運用を始めたい」「どの商品で運用すればいいか分からない」「自分に合った商品を知りたい」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、実際に投資を行うかどうかはアドバイスを聞いた上で判断しても良いと思います。

アドバイザー検索はこちらからどうぞ。

※この記事は、一般的な制度の特性を説明することを目的としています。
※iDeCo・NISAの活用を含め、投資の実行を推奨するものではありません。
※実際の投資にはリスクを伴い、思わぬ損害を被る場合もあります。個別商品のリスクや手数料については、ご自身でご確認ください。


 

 

所得の種類と課税方法|確定申告で税金が還ってくるケースも

投資を行う際に、税金のことを考慮していますか?

証券会社の特定口座を使用している場合は、金融機関が源泉徴収で納税しているため、あまり意識することはないかもしれません。

しかし、少し知っておくと、株や投資信託で損失があった場合に税金を抑えることができるかもしれません。

この記事では、所得の種類と課税・納税の方法、その特徴を確認していきます。

1. 所得の種類

所得税は、所得税法によって10種類に分類されています。

このうち、投資を行う人に関係のある所得は、利子・配当・譲渡・雑所得の4つです。

No 所得の種類 対象 分離課税
1 利子所得 預貯金・公社債の利子、公社債投資信託の分配金など
2 配当所得 の配当金、株式投資信託の分配金など ◯(選択可)
3 不動産所得 土地・建物などの賃貸による収入など  
4 事業所得 個人事業主・フリーランスなどで得られる収入  
5 給与所得 会社員、パート・アルバイトから得られる収入  
6 退職所得 退職金、退職一時金など
7 山林所得 山林を売却したことなどによる収入
8 譲渡所得 不動産や有価証券を譲渡して得られた利益など ◯(一部)
9 一時所得 生命保険の一時金や、懸賞金など  
10 雑所得 年金収入、先物・オプション取引からの利益など  

国税庁・タックスアンサー「No.1300 所得の区分のあらまし」を元に、Route100編集部まとめ

日本の所得税は、所得の金額によって税率が変わる累進課税制度です。

  • それぞれの所得金額 = 収入金額の合計 – 必要経費
  • 所得税 = (所得の合計金額 – 所得控除の合計金額)× 税率

ここで、関係してくるのが表の右端に表記している「分離課税」です。

そして、表を見て分かる通り、投資に関わる所得の多くは分離課税となっています。

2. 課税・納税の方法

所得税法では、総合課税を基本に分離課税という方法が定められています。

1)総合課税

総合課税とは、対象となる所得金額を合計して、その合計金額に税率を掛けて税額を算出する方法です。

税額 = 所得金額の合計 × 税率

 ※所得金額を合計する対象は、分離課税に当てはまらない所得

つまり、総合課税は、不動産・事業・給与所得などが中心になってくると考えられるため、いわゆる本業による収入が多いほど、税額が高くなることになります。

2)分離課税

一方で、分離課税は総合課税と分けて、個別に課税が行われる方法です。

国の政策上、税負担を高くして抑制したり、低く抑えることで促進することを目的に設けられるている課税方法です。

また、分離課税の申告と納税には、申告方式と源泉徴収の2つの方法があります。

① 申告分離課税・納税

確定申告で取引の申告を行い、税務署からの指定を受けて納税します。

② 源泉分離課税・源泉徴収

源泉徴収によって納税が行わ方法です。

源泉徴収とは、会社員の給与天引きによる納税のように、金融機関が本人に代わって納税を行うことです。

株式の配当金や売却金額が証券口座に入る際に、すでに税額が徴収されているため、所得税の前払いの性質があります。

そのため、すべての所得が源泉徴収されている場合、確定申告そのものを行う必要がありません。

ただし、株式や投資信託の譲渡の際に、損失がある場合は注意が必要です。

証券口座には、特定口座と一般口座があり、このうち特定口座・源泉徴収ありを選択している場合は証券会社から自動で納税が行われます。

その場合に、1年間に以下のような取引が発生している場合に、必要以上に税金を納めている可能性があります。

  • 証券会社Aで、100万円の利益
       → この時点で、約20万円の税金が源泉徴収される
  • 証券会社Bで、150万円の損失
       → 利益がないため、源泉徴収はなし(税金は0円)

譲渡所得にマイナスがある場合は、利益と損失を相殺することができます。

つまり、このケースの場合は合計の譲渡所得が▲50万円であるため、本来は譲渡所得には税金がかかりません。

ですが、特定口座の場合でも、証券会社をまたがっての損益通算は行われないため、損失がある場合には、自分で確定申告を行うことで、余分に納めている税金を取り戻すことができます。

口座の状態と損益通算については、こちらの記事で詳しく解説しています。

税を考える 損益通算を知らずに損しているかも?確定申告では必ず確認しよう!

また、先ほどのケースのように損失が利益を上回っている場合、その損失は翌年以降に繰り越すことができます。

損失がある場合には、繰越控除も適用を考えてみてください。

税の計算 上場株の損失は最長3年間の繰越控除で税金を抑える!

 

まとめ

この記事では、所得の種類と課税方法を確認してきました。

主に投資に関わる所得は、利子・配当・譲渡所得です。

特に損失がある場合には、確定申告によって税金の還付を受けることがありますので、きちんと確定申告を行うようにしましょう。

また、実際には利子・配当・譲渡所得の確定申告には、非課税制度や控除の細かな特例があります。

確定申告のときに焦らないように、事前に金融アドバイザーや税理士に相談することで、効率的に投資・資産運用を行うことをおすすめします。

アドバイザーへの相談はこちらからどうぞ。


 

証券口座の種類と特徴|特定口座は確定申告が不要

銀行や証券会社で証券口座を開設するときに、必ず決めなければいけないのが口座の種類です。

ただ、特にこれから投資を始める人にとって、口座の種類が何に影響するかはなかなか理解ができないことだと思います。

また、あまり意識せずに開設して、そのままにしている人も多いと思います。

この記事では、口座の種類とその特徴を確認していきます。

1. 口座の種類と特徴まとめ

まず、口座の種類と特徴を大まかに把握してみましょう。

口座の種類
利益への課税 確定申告 取引金額・期間の制限 対象商品の制限
非課税口座(NISA) なし 不要 あり あり
(上場株式、投資信託など)
特定口座 源泉徴収あり あり 不要 なし
源泉徴収なし あり 必要(簡易)
一般口座 あり 必要 なし なし

どの口座を選択するかは、投資経験によって変わってきます。

表の下に行くほど、投資の自由度は増えますが、その分税務上の手続きの手間などが増えます。

そのため、投資経験が少ない方は表の上から順番に口座開設を検討するのが良いと思います。

それぞれの口座について、その特徴を見ていきます。

2. 非課税口座・NISAの特徴(メリット・デメリット)

非課税口座とは、いわゆるNISA口座のことです。

NISAには、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3つがあり、それぞれ特徴が異なりますが、共通する特徴をまとめると次のようになります。

NISA口座の特徴

  • 投資で得た利益に税金が掛からない(そのため、確定申告が必要ありません)
  • 取引可能な金額と期間に制限がある
  • 投資可能な商品に制限がある

名称の通り、非課税・NISA口座の最大の特徴は、課税されないことです。

そのため、これから投資を始める人、NISA口座を持っていない人は、まずここから検討するべきだと考えられます。

投資で得た利益には、約20%の税金が課税されます。

例えば、100万円の利益に掛かる税金約20万円を節税できる点は、非常に大きなメリットです。

ただし、NISA口座での取引には、投資できる金額や期間に制限があります。

  • 一般NISAは、年間120万円が上限金額、投資可能な期間は5年間(最大600万円)
  • つみたてNISAは、年間40万円が上限金額、投資可能な期間は20年間(最大800万円)
  • ジュニアNISAは、年間80万円が上限金額、投資可能な期間は5年間(最大400万円)
    ※ジュニアNISAは2023年12月末で制度が終了します。

NISAについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を合わせてどうぞ。

投資初心者にNISAがおすすめな理由、種類と制度のポイントも解説

3. 特定口座の特徴(メリット・デメリット)

次に、検討するのが特定口座です。

NISA口座で投資可能な金額・期間を超えて取引を行いたい場合、特定口座での運用を検討します。

特定口座の特徴

  • 利益に対して税金が掛かる
  • 確定申告が不要、または簡易に申告ができる
  • 取引可能な金額と期間に制限がない
  • 投資可能な商品に制限がある

特定口座では、源泉徴収のあり・なしを選択する必要があります。

源泉徴収あり・なしによって変わることは、確定申告が必要かどうかです。

  • 源泉徴収ありの場合 : 確定申告が必要ない
  • 源泉徴収なしの場合 : 確定申告が必要

源泉徴収とは、投資家が投資によって得た利益に対する税金を、金融機関が代わりに納税する制度です。

会社員の方であれば、給与所得に対する税金を払っている意識が普段はあまりないと思いますが、それは所属している企業が給与から天引きして支払っているからです。

それと同じで、配当や譲渡所得にかかる税金を、金融機関が天引きして税金を納めるのが源泉徴収です。

源泉徴収あり・なしの特徴を、掘り下げて見てみます。

1)源泉徴収あり

まず、源泉徴収ありの最大のメリットは、確定申告が必要ないことです。

そのため、手続きなどの手間がなく、少ない負担で運用することができます。

特定口座の特徴(源泉徴収あり)

  • 確定申告が不要 ※確定申告を行うことも可能(損益通算・損失の繰越を適用したい場合)
  • 扶養に入っている人にとって有利
  • 20万円以下の利益にも税金が掛かる

ただし、3つの注意点があります。

 

① 複数の証券口座で投資をしている場合

複数の証券口座で投資をしている場合、株や投資信託で生じた損失を利益と相殺することができます。

例えば、20万円の利益が得られた一方、30万円の損失がある場合、合計で10万円のマイナスになるため税金が免除される制度で、この制度を損益通算と呼びます。

また、さらにこのマイナス10万円は翌年以降に繰り越すことができ、翌年以降に得られた利益とも相殺することができます。

特定口座を選択している場合でも、複数の口座で損益通算を行う場合には、確定申告が必要です。

そのため、特定口座で運用している場合でも、複数の口座を保有していて、かつ損失がある場合には確定申告を行うようにしましょう。

損益通算、繰越控除についての詳細はこちらの記事をどうぞ。

税を考える 損益通算を知らずに損しているかも?確定申告では必ず確認しよう!
税の計算 上場株の損失は最長3年間の繰越控除で税金を抑える!

② 扶養に入っている場合

学生や専業主婦・夫などの扶養に入っている人は、特定口座・源泉徴収ありを選択するべきだと言えます。

その理由は、確定申告が必要ないため、投資によっていくら利益を得たとしても、扶養から外れることがないからです。

確定申告を行なった場合、株や投資信託の配当や譲渡によって一定の所得がある場合、扶養の条件から外れてしまいます。

そのため、扶養に入っている人は、特定口座・源泉徴収ありでの運用が選択肢となります。


③ 会社員で投資金額が少ない場合

最後に、会社員で給与が2,000万円以下の場合、給与以外の収入が20万円以下の場合、その分の税金を支払う必要がありません。

※ただし、副業などで複数の収入がある場合には、当てはまらないケースがありますので、詳細は税理士などにご確認ください。

源泉徴収ありの特定口座では、金融機関が自動的に納税してしまうため、この条件に該当する場合でも税金を支払うことになってしまいます。

そのため、投資金額が少ない、または想定される利益が少ない場合には、税金を抑えるために源泉徴収なしの口座を考える必要があります。


2)源泉徴収なし

源泉徴収のない口座の特徴は、源泉徴収ありの裏返しです。

特定口座の特徴(源泉徴収なし)

  • 確定申告が必要 ※ただし、簡易に申告が可能
  • 投資収入が多い場合、扶養から外れる可能性がある
  • 利益が20万円以下の場合は、税金を納める必要がない

最も大きなポイントは、確定申告が必要であることです。

ただし、金融機関が作成する「特定口座年間取引報告書」によって、簡易的に申告を行うことができます。

最後に、一般口座を確認してみましょう。

4. 一般口座(メリット・デメリット)

 

一般口座の特徴

  • 利益に対して税金が掛かる
  • 確定申告が必要
  • 取引可能な金額と期間に制限がない
  • 投資可能な商品に制限がない

一般口座が、特定口座と大きく異なる点は、確定申告が必要であることと、投資可能な商品に制限がないことです。

確定申告は、特定口座・源泉徴収なしの場合と異なり、金融機関からの報告書がないため、自分で計算して明細書を作成する必要があります。

ただし、金融機関によっては、一般口座利用者向けに確定申告のサポートを行なっているサービスもあります。

 

また、特定口座の対象となっている金融商品以外の取引を行う場合は、一般口座で取引を行う必要があります。

そのため、次のような商品で投資を行う場合は、一般口座を選択することになります。

  • 非上場株式
  • 先物・オプション取引
  • FX(外国為替証拠金取引)など

まとめ

証券口座を選ぶ順番と、対象となる人をまとめると大まかに次のようになります。

  1. 非課税のNISA口座(これから投資を始める人、NISA口座を持っていない人)
  2. 特定口座の源泉徴収あり(NISAを超える金額・期間で投資を行いたい人)
  3. 特定口座の源泉徴収なし(会社員で利益が20万円以下の見込みの人)
  4. 一般口座(NISAや特定口座以外の商品への投資を行いたい人)

ただし、個別の状況によって選ぶべき口座は変わってきますので、「投資・資産形成を始めたい」「開設する証券会社・口座のアドバイスが欲しい」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、アドバイスを聞いた上で決めるのが良いと思います。

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知らないと損!投資家の4割以上が知らない損益通算と損失の繰越控除

投資で損失が出てしまったときに、損益通算の申告を行っていますか?

また、損失を翌年以降に繰り越すことができることをご存知ですか?

投資で得た利益には税金がかかります。

しかし、損失がある場合には、その損失分を税金から控除することができます。

ただ、実際に投資を行なっている人へのアンケート結果からは、4割以上の人が制度を知らないことが分かっています。

制度の内容を知って、多く払ってしまった税金を取り戻しましょう。

1. 損益通算と損失の繰越

通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかります。

しかし、株式や投資信託の売買で譲渡損がある場合には、そのマイナス分を利益から相殺することができます。

つまり、支払う税金を減らすことができます。

これを損益通算と言います。

損益通算の例

  1. 株Aで100万円の利益が得られ、株Bで80万円の損失が出た場合
      → 差額の20万円が税金の対象となる
  2. 株Aで100万円の利益が得られ、株Bで150万円の損失が出た場合
      → 取引総額がマイナス50万円になるため、税金の支払いは不要

そして、2のケースでは1年間の取引総額がマイナスになっています。

 

この損失金額50万円は、翌年以降に繰り越すことができます

仮に、次の年に投資で利益が得られた場合でも、50万円までは相殺することができます。

これを損失の繰越控除と言い、最大で3年間繰り越すことができます。

損益通算と損失の繰越控除は、それぞれの記事で詳しく解説しています。

税を考える 損益通算を知らずに損しているかも?確定申告では必ず確認しよう!
税の計算 上場株の損失は最長3年間の繰越控除で税金を抑える!

2. 投資家の4割以上が知らない

このように、損益通算と損失の繰越控除は、損失がある場合には必ず使った方が良い制度です。

ですが、実際に投資を行っている個人投資家へのアンケート結果から、これらの制度を知らない人が多いことが分かっています。

知っている制度 損益通算 繰越控除 割合
どちらも知っている 38%
損益通算のみ知っている 14%
繰越控除のみ知っている 6%
どちらも知らない 42%

どちらも知っている人は、4割以下です。

このアンケートは、実際に投資を行なっている人が対象であることを考えると、認知率は低いと言えます。

また、繰越控除を知っている人のうち、実際に繰越控除を利用したことがある人も約4割です。

繰越控除の利用経験 割合
利用したことがある 41%
利用したことはない 59%

結果、損失の繰越をしたことがある人は、アンケート回答者全体の約18%です。

もちろん、損失が出ていない場合、この制度を適用することはありませんが、やはり制度自体は知っておく必要があると考えます。

では、制度を知っていながら、利用したことがない理由は何でしょうか?

3. 利用しない理由は確定申告

制度を知っているのに、損失の繰越を利用したことがない理由は、そもそも損失がない人を除くと確定申告が必要なことに起因しています。

損失の繰越を利用したことがない理由 割合
譲渡損が発生したことがない 46%
確定申告が必要だから 27%
やり方が分からない 16%
NISA口座のみで投資している 8%
その他 3%

損失が出ていない人であれば、損失の繰越を利用したことがないのは当然です。

ですが、確定申告が必要・やり方が分からないを合わせると43%と、多くの人が理由にあげています。

たしかに、確定申告の手続きは面倒かもしれません。

しかし、例えば100万円の利益に対して掛かる税金は約20万円です。

確定申告を行うだけで、この税金が戻ってくる可能性があります。

そのため、損失がある場合はきちんと確定申告を行うことが大切です。

また、投資利益の税金抑えるには、NISAやiDeCo口座を使う方法もあります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

PCで家計の管理 株式投資・投資信託にかかる税金を抑える4つの方法

まとめ

損益通算と損失の繰越控除は、投資を行う人が知っておくべき制度です。

しかし、実際には投資家でも知っている人は意外と少ないです。

確定申告を行うだけで、税金が戻ってくる可能性があるので、できるだけ活用するようにしましょう。

また、「資産形成を始めたい」「投資の税金を抑えて運用したい」「確定申告のやり方を相談したい」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、アドバイスを聞いた上で投資の実施を判断するのが良いのではないでしょうか。

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上場株の損失は最長3年間の繰越控除で税金を抑える!

上場株などの売買で損失が出てしまった場合、その損失を最長で3年間繰り越すことができます。

ただし、この制度を適用する場合、確定申告の手続きを行う必要があります。

制度の内容を把握して、損失を少しでもカバーできるようにしましょう。

1. 投資利益への課税と損益通算

まず、株式投資や投資信託によって得られた利益には税金がかかります。

税率は20.315%ですので、利益が100万円の場合は約20万円を納税する必要があります。

ただし、1年間を通しての取引で譲渡損失がある場合には、それらをまとめることができます。

例えば、ある年の取引が以下の場合は合計の損益が▲10万円ですので、納税を行う必要はありません。

  • 株Aの譲渡益 : +100万円
  • 株Bの譲渡損 : ▲50万円
  • 株Cの譲渡損 : ▲60万円

このように、1年間の取引を合算することを損益通算と言います。

また実際の取引では、株の配当や売却を行なったときに、取引ごとに税額が自動で差し引かれます。

損益通算は、確定申告を行うことで後ほど還付されることになるため、きちんと確定申告を行うようにする必要があります。

ただし、証券会社の特定口座を利用している場合には、申告が不要の場合もあります。

損益通算の適用については、こちらの記事をご確認ください。

税を考える 損益通算を知らずに損しているかも?確定申告では必ず確認しよう!

また、損益通算と次に説明する損失の繰越控除が適用できる商品は、上場株式などに限定されています。

損益通算の適用対象取引(上場株式など)

  • 国内・海外の上場株式の売却損益・配当金(上場していない一般株式は対象外)
  • 国内・海外のETFの売却損益など
  • REITの売却損益など
  • 公募型投資信託の売却損益・分配金
  • 公社債(国債・地方債・外国国債など)の売却損益・利子など

外国為替証拠金取引(FX)、先物取引にも損益通算の制度はありますが、上記の上場株式などとの通算はできません。

次に、損益通算がマイナスになった場合に適用できる、損失の繰越控除について見ていきます。

2. 損失の繰越控除

また、先ほどの例のように、損益通算の結果1年間の取引がトータルで損失の場合は、翌年以降に損失を繰り越すことができます。

繰り越すことのできる期間は、繰り越しを行なった年の翌年から3年間です。

具体的な例をあげると、3年間の投資結果と税金額は次のようになります。

損益通算
の金額
控除金額 課税対象
の利益
税金額 翌年の
繰越損失額
基準年 ▲100万円 100万円
1年後 + 50万円 50万円 0円 0円 50万円
2年後 + 40万円 40万円 0円 0円 10万円
3年後 + 30万円 10万円 20万円 約4万円 0円

この例の場合、繰り越した後の3年間の合計利益は120万円ですので、税金の額は約24万円になります。

ですが、損失の繰越控除を適用することで利益が出ている年の税金を抑えることができ、3年間の税額を合計約4万円に抑えることができます。

また、損失の繰越控除は適用するには、必ず確定申告を行う必要があります。

仮に利益が出ていない年があった場合も、確定申告が必要です。

まとめ

1年間の取引がマイナスだった場合、損失の繰越控除はほとんどの人にとって必ず活用すべき制度です。

もちろん、損失がないに越したことはありませんが、損失が出てしまった場合には、確定申告で対応しましょう。

また「損失確定前に資産運用の相談をしたい」「資産運用の見直しを行いたい」方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、実際に投資を行うかどうかはアドバイスを聞いた上で判断するのが良いと思います。

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株式投資・投資信託にかかる税金を抑える4つの方法

通常、株式投資や投資信託などで得られた利益には、約20%の税金がかかります。

一方で、金融庁には「貯蓄から投資へ」をスローガンに、投資による資産形成・資産運用を促進したい考えがあります。

そのため、投資によって得られる税金が免除されるケースがあります。

どのような場合に税金を抑えることができるかを把握し、きちんと制度を活用して資産運用を行っていきましょう。

1. 税金の支払いが免除されるケース

通常、株式投資の売買などで得られた利益には20.315%の税金がかかります。

100万円の利益が得られた場合、支払う必要のある税金は約20万円です。

決して少ない額ではありません。

ですが、国が用意している制度を活用すると、この20万円の納税が免除されるケースがあります。

その方法は次の4つです。

  1. NISA口座で取引を行う
  2. iDeCo口座で取引を行う
  3. 1年間を通した取引の合計がマイナス
  4. 過去3年間の取引合計がマイナス

1, 2は税制優遇の制度を活用した方法で、3, 4は取引によって損失がある場合です。

それぞれ確認してみましょう。

2. 税制優遇の制度を活用

税制優遇、つまり税金が免除または緩和される制度には、NISAとiDeCoがあります。

ただし、iDeCoは年金制度のため、原則60歳以降にしか受け取ることができないという制約があります。

目的に応じて使い分けが必要ですので、注意しましょう。

1)NISA口座で取引

NISAとは少額投資非課税制度のことで、NISA口座で行なった取引については、株式投資や投資信託で得られた配当金・分配金や、売買によって得られた譲渡益に税金がかかりません

NISAには一般NISAとつみたてNISAがありますが、このうち株式投資ができるのはの一般NISAだけです。

つみたてNISAは長期の資産形成・資産運用を目的にした制度ですので、長期投資に向いた投資信託のみが対象商品となっています。

また、一般NISA・つみたてNISAともに1年間に投資できる金額、投資可能な期間が定められています。

NISAについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を合わせてお読みください。

投資初心者にNISAがおすすめな理由、種類と制度のポイントも解説

2)iDeCo口座で取引

iDeCoは個人型の確定拠出年金です。

iDeCo口座で取引を行った場合、3つの税制優遇のメリットがあります。

  1. 投資によって得られた利益に、税金がかからない
  2. 投資した金額を、所得金額から控除することができる
  3. 退職金や年金として受け取る際に、所得金額から控除することができる

このように、iDeCoは税金面でのメリットが大きい制度ですが、あくまで年金制度である点に注意が必要です。

年金制度であるため、原則60歳になるまで引き出すことができません

そのため、生活費はもちろん、住宅購入や教育資金として使う予定のお金はiDeCoではなくNISAで運用するようにしましょう。

iDeCoの詳細は、こちらの記事で解説しています。

iDeCoで老後資金を運用 私的年金制度のiDeCoを使って、自分らしく豊かな老後の生活を!

3. 投資で損失がある場合

株式投資や投資信託などによって損失が出ている場合、納税が免除または軽減されるケースがあります。

それが、損益通算と損失の3年間繰越控除です。

1)損益通算がマイナス

通常の証券口座での取引の場合でも、1年間の取引の合計がマイナスの場合は税金が免除されます。

この制度のことを損益通算と言います。(国税庁・タックスアンサー「No.1474 上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除」)

損益通算は、複数の証券口座にまたがって適用することができます。

例えば、証券口座Aで50万円の利益が出ていて、証券口座Bでは60万円の損失が出ている場合、合計の損益は10万円のマイナスです。

そのため、この場合は税金を支払う必要がありません。

ただし、損益通算を適用するには、取引状況によって確定申告が必要です。

損益通算の詳細は、こちらの記事をどうぞ。

税を考える 損益通算を知らずに損しているかも?確定申告では必ず確認しよう!

2. 損失の3年間繰越控除

1年間での損益通算に加えて、損失を3年間繰り越すことができます。

例えば、ある年の損益通算の金額がマイナス100万円、つまり100万円の損失があったとします。

この場合、その後3年間にわたって100万円の損失を繰り越すことができます。

繰り越した損失は翌年以降の利益と相殺することができるため、利益が出ている年でも税金を抑えることができます。

ただし、損失の繰越控除は必ず確定申告が必要になりますので、忘れないようにしましょう。

税の計算 上場株の損失は最長3年間の繰越控除で税金を抑える!

まとめ

投資・資産運用を行う際に、税金を抑えることはとても重要です。

制度を知っておくことで、税金の免除または軽減を受けることができます。

ぜひ、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度の活用を考えてみましょう。

また、損失が出てしまった場合には、必ず損益通算と損失の3年間繰り越しを行うようにしましょう。

「NISAやiDeCoで資産形成を始めたい」「口座開設をサポートして欲しい」「資産運用のアドバイスが欲しい」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、実際に投資を行うかどうかはアドバイスを聞いた上で判断するのが良いと思います。

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損益通算を知らずに損しているかも?確定申告では必ず確認しよう!

損益通算の制度をご存知ですか?

投資を行なって損をしてしまった場合に、その損失分を所得から控除することができる制度です。

ただし、この制度は取引の状況によっては、自分で確定申告をしないと適用されません。

もし、損失が出てしまった場合は「残念だった」で終わらせずに、きちんと申告をして損失したお金がムダにならないようにしましょう。

1. 損益通算とは

通常、株や投資信託で得られた利益には20.315%の税金が発生します。

ここで利益の対象は、株の場合は配当金と値上がり利益、投資信託の場合も同じように分配金と値上がり利益です。

損益通算とは、名前の通りその年の損失と利益を合わせて考える制度です。

例えば、ある年に株Aで50万円の利益が得られ、株Bでは60万円の損失が出ていた場合、トータルでは10万円の損失になるため、配当税を納める必要はありません。

ただし、ケースによって自分で申告する必要があるかどうかは変わってきます。

自分で申告する必要があるケースなのに申告をしなかった場合、本来必要のない税金を納めてしまうことになるため、損をしている可能性があります。

申告が必要なのは、次の表の色付きのケースです。

損失 複数口座での通算 口座の種類
源泉徴収あり 源泉徴収なし
ない 不要 不要
ある 1口座のみ 不要 必要
複数口座 必要 必要

まず、そもそも損失がない場合には、損益通算によって何も変わらないため申告は不要です。

次に、損失がある場合には、複数口座で損益通算するかどうかによって変わってきます。

2. 口座が1つだけの場合

1つの口座で損益通算する場合は、その口座が源泉徴収ありの特定口座か、なしの口座かによって変わってきます。

源泉徴収ありの特定口座の場合は、証券会社が損益通算の計算を行なって、本来納める必要のない税金が還付されることが一般的です。

ここで還付という表現を使っているのは、通常株の売買などの取引時に利益が出ている場合は、自動で税金分が差し引かれためです。

年に1度の確定申告のタイミングで損益通算の計算が行われ、多く徴収していた金額が戻されます。

ただし、損益通算の対象商品は証券会社によって異なりますので、詳しくはご利用の証券会社にてご確認ください。

そして、源泉徴収のない口座の場合は自分で確定申告を行う必要があります。

申告を行わなかった場合、仮に損失が出ている場合でも税金は戻ってきません

口座の設定は、口座開設時に自分で指定を行なっており、通常は証券会社の口座管理画面で確認することができます。

念のため、1度確認してみましょう。

3. 口座が複数ある場合

次に複数の証券口座で取引を行なっている場合です。

この場合、源泉徴収の設定に関係なく自分で確定申告を行う必要があります。

例えば、次のケースを考えてみます。

複数口座での損益通算の例

  • 証券会社Aと証券会社Bで取引を行なっている
  • どちらも、源泉徴収ありの口座にしている
  • 証券会社Aでは、1年間で50万円の利益が得られた
  • 証券会社Bでは、1年間で60万円の損失をしてしまった

このケースでは、1年間の取引結果はトータル10万円の損失であるため、本来は配当税を納める必要はありません。

ですが、実際の取引は次のように行われます。

  1. 証券会社Aは、50万円の利益に対して101,575円の税金を徴収する
  2. 証券会社Bは、損失のみであるため税金の徴収がない
  3. 自分で確定申告を行った場合のみ、101,575円が還付される

つまり、3の自分で確定申告をしなかった場合、101,575円は戻ってきません

証券会社Aは、証券会社Bでどのような取引が行われているか知ることができないため、当然のことだと言えます。

投資を行なっている人の多くは、複数の口座を持っているケースが多いと思います。

利益しか出ていない人は、気にしなくてもいいかもしれませんが、そのような人は少ないと思います。

年に1度の確定申告のときには、必ず確認しましょう。

4. NISA口座は損益通算できない

1点注意が必要で、NISA口座は損益通算の対象になりません。

NISAは少額投資非課税制度の愛称で、名称の通り一定の金額までの投資における利益が課税されない制度です。

元々、非課税の口座であるため、NISA口座まで通算してしまうと、国は本来納めてもらう必要のある税金を取り逃がしてしまいます。

そのため、NISA口座で損失が出てしまった場合でも、損益通算はできませんので、この点は認識しておきましょう。

また、NISAについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

投資初心者にNISAがおすすめな理由、種類と制度のポイントも解説

まとめ

損益通算は、投資を行う人であれば必ず知っておくべき制度であると言えます。

ただし、NISA口座のみで投資を行なっている人や、源泉徴収ありの口座1つのみで取引を行なっている人は気にしなくても問題ありません。

「資産運用の相談をしたい」「証券口座をどのように開設するか相談したい」「どの口座にするべきか知りたい」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、実際に投資を行うかどうかはアドバイスを聞いた上で判断するのが良いと思います。

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REIT:リートは不動産の投資信託、メリットとデメリットを解説

REITは投資信託の1つで、投資対象が不動産になっています。

投資の1つに不動産投資、つまりマンションや戸建てを購入して、家賃収入や価格上昇による値上がり益を目指す方法があります。

ただし、直接不動産投資を行うには、多額の初期費用が必要になる場合が多く、またリスクも高くなりがちです。

一方で、REITで間接的に不動産投資を行う場合は、初期費用を抑えてリスクを下げることができます。

この記事では、不動産への直接投資と比較しながらREITのメリット・デメリットを見ていきます。

1. REITとは

REITは1960年にアメリカで生まれた仕組みで、Real Estate Investment Trustの頭文字を取った略称です。

日本では、頭にJapanのJを付けて「J-REIT」と呼ばれ、2003年に初めてJ-REITの投資信託が販売されました。

冒頭でも触れた通り、REITは不動産を対象とした投資信託です。

株や不動産を個別に購入する場合、資金の問題から購入できる物件や企業の株が限られてしまいます。

一方で、投資信託は多くの投資家からお金を集めて、分散投資を行うことでリスクを低減しながら、一定のリターンを目指す仕組みです。

この図は、株や債券・不動産など様々な資産クラスに分散していますが、通常の投資信託はそれぞれの資産クラスに特化した商品になっています。

そのうち、不動産に特化した投資信託をREITと呼んでいます。

例えば、比較的少ない資産で不動産の直接投資を行う方法に、マンションの1室を購入し運用する方法があります。

この場合、その1室が空室になった場合は、家賃収入が得られません。

また、そのエリアの人気がなくなることで、マンションの価値が下がる可能性がありますし、地震や火災などによってマンションそのものが消失するリスクもあります。

地震や火災、空室に対する保険もありますが、それは相応のリスクがあることを意味してもいます。

一方で、例えば100の不動産に投資をしている場合、そのうちの数件に問題が起こったとしても全体への影響は抑えることができます。

これが、REITを含む投資信託がリスクを抑えられる理由です。

投資信託そのものの仕組みや、メリット・デメリットを知りたい方はこちらの記事も合わせてどうぞ。

お金を育てる 投資信託・初心者にもおすすめ!失敗の少ない資産運用

次に、不動産への直接投資とREITの違いを比較しながら見ていきます。

2. 不動産投資とREITの違い

不動産への直接投資と、REITはかなり性質が異なります。

直接投資とREITの一般的な違いをまとめると、次のようになります。

比較項目 不動産投資(直接) REIT
投資対象 住居用の不動産(アパート、マンションなど) 住居用の不動産、事業用の不動産(ホテル、オフィスビル、倉庫など)
必要な資金 数千万円〜 数百円〜
資金の調達方法 自己資金、または不動産ローン 自己資金のみ
利回り 物件による 3〜6%ほど
購入費用以外に必要なコスト 売買手数料、運営委託費、保険料、固定資産税など 信託報酬、売買時の手数料
資金の流動性 低い(売買に時間がかかる) 高い(証券会社などですぐに売買が可能)
分散投資 困難(多額の資金が必要) 可能(多くの不動産に分散される)
物件購入などの専門知識 必要(投資物件の見極め、維持管理方法の把握・判断) 不要(ただし、REIT商品の理解は必要)
物件の維持管理 自身で管理、または不動産会社などに委託 不要(REITの仕組みの中で管理される)

※ここでは、一般的な違いを表現しています。個別の物件、REITの個別商品によっては、あてはまらない場合があります。

REITは投資信託ですので、投資信託が持つ特徴を基本的に備えています。

 

1)少額で分散投資が可能

まず、REITは少額から投資を行うことができます。

不動産投資の場合、マンションの1室でも最低数百万円、多くの場合は数千万円の資金が必要になります。

一方で、投資信託は投資したい額だけ買い付けが可能なため、100円からでも始めることができます。(購入可能金額は商品によって異なります)

また、不動産投資は数百万・数千万円の資金で、マンションやアパートの1室・1棟を購入するため、よほど大きな資産を持っている人以外は分散投資は困難です。

しかし、投資信託であるREITは、多くの人から資金を集めて数百億円・数千億円といった単位で運用し、多くの不動産に分散投資を行なっています。

そのため、個人の投資額が少なくても、分散投資が可能です。

また、REITにも通常の投資信託だけでなく、ETFの商品もあります。

手数料を抑えたい場合は、ETF商品も検討してみると良いと思います。

ETFについて、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

ETFとは?株と投資信託との違いと、メリット・デメリットを解説

2)専門知識・維持管理が不要

不動産を購入する場合、ある程度の専門知識や購入後の維持管理を行う必要があります。

  • 購入物件の見極め・価格の適正さ
  • 長期的に見た、土地や建物の価格維持率
  • 想定される空室率・空室期間
  • 不動産ローンを利用する場合の適正金利
  • 購入後に発生する維持管理業務と対応

購入物件の維持管理を不動産会社などに委託することは可能ですが、その場合は当然コストが余計に掛かることになります。

また、購入価格と借り入れの金利、必要経費や発生し得るリスクとそれに対する保険料などを考えた上で、想定するリターンを得ることができるかを把握し、投資を行うかどうかは自分で判断する必要があります。

REITの場合も、投資対象の金融商品として商品を理解する必要はありますが、個別物件や物件の維持管理に関する具体的な知識までは必要ありません。

そのため、不動産投資とREITを検討する場合は、このような知識の有無や学習時間も考慮して考える必要があります。

最後に、REITに投資をする場合のデメリットと注意点を確認します。

3. REITのデメリット・注意点

不動産は実際の土地や建物であるため、価値が急激に下がるリスクは低いと言えます。

REITのデメリットは、資金の流動性から起こりうる2点です。

REITのデメリット・注意点

  1. REITは自己資金で運用(不動産ローンが使えない)
  2. 急激に価格が下落するリスク

それぞれ確認します。

1)REITは自己資金で運用

不動産投資の場合、銀行や信用金庫などで不動産ローンを借りて投資を行うことが可能です。

もちろん、銀行などでの審査はありますが、購入予定の不動産を担保にし、返済できる見込みがあれば、自己資金が少なくても不動産投資を行える可能性があります。

そのため、いわゆるレバレッジを効かせることが可能です。

一方で、REITも含めた投資信託の投資は自己資金で行う必要があります。

少額で始めることができる点はメリットではありますが、元手での資金以上に投資を行うことができない点は、不動産投資と比べた場合にデメリットとも言えます。

ただし、このことは元手の資金以上に失うことはないとも考えることができます。


2)急激に価格が下落するリスク

2008年に起こったリーマンショックと、その後の金融危機が記憶にある人も多いと思います。

リーマンショックは、信用度の低い人に向けた住宅ローンであるサブプライムローン問題をきっかけに発生した金融危機です。

資金の流動性が高いことはメリットである一方、このような問題が起こったときに一斉に売り注文が殺到し、一気に価格が下がるリスクもあるということです。

投資信託であるREITは証券ですので、証券価格の低下はそのまま保有資産の低下につながります。

一方で、不動産の場合、火災や地震などによるリスクはありますが、土地や建物の価値が一気に下落するリスクは低いため、安全資産だとも言えます。

まとめ

この記事では、投資信託であるREITと不動産投資の違いを見てきました。

REITは少額で始めることができ、個別物件に関する専門的な知識や物件を管理する手間がなく、簡単に始めることができます。

ただし、REITと不動産投資はまったく別の投資です。

そのため、REITの投資を続けても、実際の不動産投資に関する知識はなかなか身につかないと思いますので、本気で不動産投資をやりたい方は勉強することが望ましいと言えます。

また、REITと言っても実際には多くの商品がありますので、「実際にどのREIT・ETFを選べばいいか分からない」「自分に合った商品を提案して欲しい」といった方は、1度アドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?

相談料は無料ですので、実際に投資を行うかどうかはアドバイスを聞いた上で判断しても良いと思います。

※この記事は、一般的な商品特性を説明することを目的としています。
※投資信託、REIT、不動産投資などの投資の実行を推奨するものではありません。
※実際の投資にはリスクを伴い、思わぬ損害を被る場合もあります。個別商品のリスクや手数料については、ご自身でご確認ください。